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【鳥栖/ソトグル】『佐賀ラーメン いちげん。』

アクセス

〈車の場合(47分/31.9km)〉

「駅前不動産スタジアム」から県道19号経由

〈公共交通機関の場合(1時間29分/1,010円)〉

「駅前不動産スタジアム」→徒歩11分(800m)→「鳥栖駅」→長崎本線 各停 肥前浜行で26分→「佐賀駅」→徒歩4分(240m)→「佐賀駅バスセンター」→広江線 25 広江・ 和崎(唐人町・県庁前・博物館・川副支所経由)→「小々森入口(2)」→徒歩13分(950m)

佐賀ラーメンを代表する名店

駅前不動産スタジアムから宿泊地へ移動した後にレンタカーを走らせ向かうは本遠征もう一つの目的地。

試合後に飲食をするためにスタジアムから向かうには少しばかり距離があるものの何としてでも伺いたかった名店。

到着時には店舗の敷地の駐車場は既に満席状態。

向かい側の臨時駐車場に車を停めて足早に待機列の最後尾へ接続。

市街地と比べると周りを見渡せないほど暗い周囲を照らす力強い光。

オレンジ色の看板に力強く刻まれる「いちげん」の文字。

常連客はもちろん、地元のファミリー客が想像よりも多い印象を受ける。

店の外の待機列沿い外壁にはメニュー表を設置。

待ち時間でもオーダーを選ぶことができる行列のできる人気店ならではの優しい配慮。

「餃子10個」がメニューに備わっていることからもファミリー客に支えられてきたことが伺える。

入口ドアには歴史と実力を感じさせる賑やかな勲章の数々。

横スライド式のドアを開けると食券機がお出迎え。

左上の法則に則ってグレードが変わっているのは想像がつくが、それぞれトッピングがどのように違うかが分かりづらかった。

それでも待ち時間で吟味できた分、すんなり食券を購入して案内に従って店内へ。

カウンターへ着席。

後にテーブル席への移動を促されるが、地元密着感を強く感じる暖かい接客。

卓上には餃子セットや髪留めゴムが設置、初めて見かけるS&B缶も。

いちげん。もう一つの主役

親切心は店内にも。卵黄の食べ方を予習。

裏面は海苔の説明。

とにかくお客様に美味しく食べていただきたいという強い思いを感じる。

まずは焼き海苔から。

「いちげん。ラーメン+ごはん類」をオーダーした際に選択。

大判の海苔を四つ切りにして提供される。

海苔の違いが見分けられるほど海苔への興味関心を持ったことはないが、繊維が透けて見える高級感と艶の良さを感じる。

続いて干し海苔(¥150)も到着。

干し海苔は追加でオーダー。

焼き海苔との差別化を図るためだとは思うがグラスに入った提供方法が斬新

素人には焼き海苔との明確な違いを言語化するのは少々難しいが、違う質感の海苔であるという感覚は間違いではない気がする。

ごはんは漬物付き。

保温ジャーで長時間保存されていたのか、粒立ちが良いわけではない。

国産米を謳うなどサイドメニューであるごはんの品質をアピールするラーメン店も少なくはないが、力を注ぐべきはそこではないという意思を感じられる気がしてが良い。

ごはんはお腹を満たすものである。

とにかく自慢のラーメンを味わってほしいという気概すら感じる。

餃子6個(¥450)はやや小ぶりで細長い形状。

いただきます。

かなり軽やかな口当たりで10個なんてぺろりと食べれてしまいそう。

凝縮された豚骨の旨味と業を味わう

いちげん。ラーメン+ごはん類(¥1500)のラーメンが着丼。

九州の豚骨ラーメンから連想される異常なまでの豚骨臭さは感じない

スープは白濁しきっておらずあっさりした口当たりを想像させる透明感

中細ストレート麺がスープをしっかり絡める。

小麦の風味と動物系の凝縮された旨味が癖になる

思わず美味いと唸りたくなる

そんな気持ちでスープを啜り味わう。

豚肩ロースのチャーシューは柔らかくてジューシー

適度に薄くて適度に大きい。

口の中で折り畳むことで生まれる、層になった厚さによって感じる食感が変わる。

程よく食べ進めたところで干し海苔を投下。

溶けてなくなってしまいそうな淡さ。

羽毛のように優しく柔らかい食感で、スープに負けない海苔の風味が口いっぱいに広がる。

焼き海苔はさすがの安定感。

黄身と絡めた麺を包んで食べると美味い。

焼き海苔の舌触りもまた独特で、風味が抜群

どちらの海苔もそれぞれ特徴があり、只者の海苔でないことは明確。

これだけ業と心を感じるスープであれば完飲するなど容易い

丼は統一されておらず、様々な丼を使い分けているそう。

SUSURU TVと長尾中華そばのコラボ丼でいただきました。

濃度が高くとろりと乳化した豚骨スープは旨味を感じやすいが、これだけさらりとしたスープでも強く旨味を感じられるスープには熟練の技術が必要だと思う。

遥々と食べに来る価値を大いに感じる一杯。

ごちそうさまでした!

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