かめきたサンガ広場 「かめおかecoマルシェ」内 『アムール』さん
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京食材にこだわるご馳走バーガー
亀岡駅の北口を出ると目の前に広がる新緑と綺麗な町並み。
亀岡駅の目の前に聳え立つ「サンガスタジアム」までの導線上に一直線に伸びる「かめきたサンガ広場」。
そこで、京都サンガのホームゲーム開催時に飲食・物販を行う「かめおかecoマルシェ」なる催しがある。
おもてなしの心で亀岡に足を運ぶ方々を喜ばせること、亀岡の美しい自然を守るためにリユース食器を利用することを目的とした素晴らしいマルシェ。
キッチンカーなどの出店がずらりと並び、試合開催前から老若男女で賑わう微笑ましい光景。
その中でも、京都府外から訪れた者の心を一際揺るがせるグルメネームを発見。

何を持って「京都バーガー」と定義付けているのかという疑問。
こんがり焼き目をつけられたバンズとパティを焼く香ばしい香り。
購買意欲を掻き立てる。
調理をされている方も黒い調理服で装いを揃えており只者ではないことが犇々と伝わる。
後々調べると亀岡にあるレストラン・バーの「アムール」さんが出展元とのこと。
Uber Eatsでも提供されているようで期待が高まる。

注文後に調理をされていたため出来立て熱々。
包材越しからでも感じる温かさ。
太陽のイラストと一言メッセージまで添えていただき心も暖まる。
京都らしさが融合した本格派な一品

かめきたサンガ広場の芝生からいただきます。
バンズのふっくら感がボリューミーさを感じさせと縁に刻まれた焼き色がプレミアム感を生む。
分厚いパティが纏うソースの照りも美しく、輪切りの九条ネギがあまりにも馴染んでいる。

とにかく旨い。
焼きたてジューシーな黒毛和牛100%パティが期待を裏切るわけがなく、ソースやトッピング類も見事に調和している。
即ち、突飛な違和感が何もなくただただクオリティの高いハンバーガー。
提供までのオペレーションを拝見するに、美味しくないわけがないのだ。
後に調べると、九条ネギに加えて京漬物が使用されていたらしい。
ピクルスに成り代わっての起用だと推測するが、なにも考えずに食べていて気付くほどの存在感はなかったように思う。(個人的な感度)
“土地名+バーガー”と銘打つネーミングのバーガーにはどこかオリジナリティが飛躍した尖りのあるインパクトを期待してしまう部分もあるため、”遊び”が少ないという点に対する物足りなさも感じた。
一方で、料理としての全体の味のバランスや工夫の部分は大変素晴らしく、スタグルのコンセプトや提供する出展者のポリシーにも幅があることを再認識し、スタグルを追究する醍醐味について考えさせられた。
ごちそうさまでした!